接地の概要

電気機器や電子機器、電気設備等は、内部で電磁波や静電気などのノイズを輻射することがある。また、このような機器や設備に電磁波や静電気などが外部から侵入すると誤動作を起こすことがある。このような場合、機器や設備を遮蔽(しゃへい)して、電磁場や電場が機器や設備の内外を通り抜けることがないようにする必要がある。この時に必要な電磁シールドや静電シールドといった遮蔽は、大地や筐体に接続(接地)される必要がある。

電気機器や電子機器、電気設備等が金属の筐体に収納されている場合、筐体が大地に対して電位を持ち、人が触ると感電して火傷を負ったり死亡したりする危険がある。これを防ぐために、これらの機器や設備を大地に接続してその電位と大地の電位との差を十分に小さく(理想的には 0 ボルト)する必要がある。

医療機器では上述の対策が特に重要となる。

一部のアンテナ、つまり接地型アンテナでは、大地が高周波的に鏡のように働くことを利用して、エレメント(アンテナを構成する素子)の一部を大地を用いて省略する。この時に接地が必要となる。